サッカー日本代表の敗因(フィジカル編)

サッカーワールドカップ日本代表がグループリーグを敗退した。マスコミや評論家達が、その敗因について、様々な意見を述べているが、私は私なりの意見を述べたいと思う。私は前の記事でも述べたが、やはり彼らのアウターマッスルの不足が関係していると考えている。

サッカーは海外でも低身長の名選手がいるため、体格は関係ないとされている(だが、彼らの太ももは、恐らくあなたよりかなり太い)。私ももちろん、そこがサッカーという競技の魅力の一つであるとは思っている。小さな体格というハンデを努力で乗り越えてプロ選手になったり、世界で活躍できるということは素晴らしいことだ。

だが、そういう牛若丸はチームに1人か2人でいい。特にワールドカップ代表チームは世界の国々とサッカーをするのだから、その他の、ほとんどのメンバーには世界レベルの体格と筋力が必要である。

テレビで観戦していても、多くの国の選手達のユニフォームの下には、躍動感のある十分に鍛え上げられたアウターマッスルが感じられる。肩幅があり、背中も厚い。ウェイトトレーニングをしている人なら誰でもわかることだが、あれくらいの胸板は、ベンチプレスを継続的に行い、自分の体重を超える重量を上げていることができなければ身につけることはできない。

誤解しないでいただきたいが、私はサッカー選手にボディビルダー並みの筋肉を付けろといっているのではない。サッカーという競技に支障のない量の筋肉を身につけるべきだと言っているのだ。それぞれのスポーツには、そのスポーツに適した筋肉の量というものがある。例えば、アイススケート金メダリストの羽生選手に、ウェイトリフティングの選手並みのスクワットをやれと言っているわけではない。

バランスボールで体幹トレーニングさせているサッカー協会は、各国のサッカー選手が、どのくらいの筋肉量を持ち、どの程度のウェイトトレーニングをしているのか、すぐに調査したほうがいい。そして、U21で海外の選手と同等の筋肉を身につけられるように、ウェイトトレーニングの成果が出始めるU18の選手達の一人一人の体格に見合った(この時期は身長などの成長の速度が異なるため)ウェイトトレーニングの指導を始めるべきだ。できれば、全国のサッカー協会に、ワールドカップで勝つためには世界レベルの体格が必要だと説き、ベーシックなウェイトトレーニングをどのように行うべきか指導するべきだ。

そうして身につけた筋肉があれば、力強いスピードのあるプレーを生み、創造力のあるプレーを現実にすることができるのだ。

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筋トレ研究家 留金隆二

筋トレ研究家 留金隆二

筋トレとダイエットを中心に、健康とスポーツに関する話題を留金独自の視点でお届けします。
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