海外製サプリメントの危険性を追記

前回の記事で、アナボリック・ステロイドの使用をすると心疾患の危険性があることを追記することをお知らせしたのだが、栗原医師が指摘しているように、海外製サプリメントの摂取にも注意が必要である。これも追記することにした。

今やインターネットで世界中の商品が手に入る時代になった。

筋肥大をうたっているプロテインやサプリメントの類いを海外から買ったほうが、量が多く安いという理由で個人輸入している人もいるだろう。

だが、海外製サプリメントの中には、その効果をアピールするために、アナボリック・ステロイド、またはそれに似た物質、興奮剤、その他の危険な化学物質や重金属などを添加している可能性があるかもしれない。

それに、サプリメントは医薬品ではなく食品扱いなので、個人的な輸入に関しては厳しくチェックされない。

サプリメントは決して安いものではないので、少しでも安くという気持ちは分かるが、できれば日本製を使用するべきだろう。


以下は、追記検討中の文章である。

『ガイスタッフ・トレーニング入門』、第Ⅲ部、9章、節「テストステロンを高めるサプリメント」の最後に下記を追記。

※海外製サプリメントを個人で輸入して使用するには細心の注意が必要である。
 日本ボディビル・フィットネス連盟医科学委員であるスポーツドクター栗原隆氏によると、同連盟では海外製サプリメント(製造過程が不明なもの)を使用している選手の海外派遣は見送っているということである。また、栗原医師は日本オリンピック委員会の強化スタッフも勤めているが、日本オリンピック委員会でも、海外派遣選手が海外製サプリメントを使用しているかどうかについて真っ先にチェックが入っているということだ。過去に国際オリンピック委員会で調査を行ったところ、アメリカやヨーロッパなどで流通していた海外製サプリメントの20~30%に禁止物質が入っていたという報告があったからだ。
 日本製だから絶対に安心というわけではないが、サプリメント類はできるだけ国内産を利用するのがよいだろう。

日本を元気にするスポーツドクター栗原隆の挑戦
「第25回ジャパンオープンボディビル選手権」2014年7月26日
http://ameblo.jp/taka-productions/entry-11899834612.html
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筋トレ研究家 留金隆二

筋トレ研究家 留金隆二

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